結果発表

2020年に発表された歌からweb上で推薦された107首を「推したい短歌2020」ノミネート作品として、投票を募りました。

投票総数

期間は 2020年12月30日〜2021年1月1日、1人1〜5首を選んで投票。

630票/155人

読者 420票/109人* ・ 歌人 436票/101人*


* 読者かつ歌人の場合はそれぞれでカウント。「歌人」はアンケートで短歌作者と回答した方。

🎉 1位 27票(読者17票・歌人18票)

人生が何度あっても間違えてあなたに出会う土手や港で


/千種創一 @chigusasoichi歌集『千夜曳獏』(青磁社

<推薦者コメント>

こんなにもすべてゆだねたくなる絶望があるのだと知りました。


🎉 2位 22票(読者13票・歌人17票)

たばこ火にミカと名付けるゆっくりと僕の呼吸で息絶えるミカ


/夜夜中さりとて @yorusariうたの日 2020年8月8日 題『名』

<推薦者コメント>

擬人法とはすなわち混乱の事だ。嘘を仕立て乗り越え何かに到達しようとしてできない絶望だ。つまり恋の本質と同じことだ。この歌世界で本当は何も起きなかった。ミカは産まれてさえいない痛い悲しみの涙だ。twitterから引用

🎉 2位 22票(読者14票・歌人14票)

日常の舟にあなたが乗り込んで、最初は少し傾くけれど


/加藤ふと @kato_futo東京新聞 東京歌壇2020年12月13日 東直子選

<推薦者コメント>

恋人と日常を共にすると最初は違和感や戸惑いを覚える。そのことを舟に人が入ったときの揺れで表現した。「けれど」で止めた余韻がいい。(選者の東直子の新聞掲載コメントから引用)

🎉 4位 21票(読者12票・歌人16票)

夏!おまへ、どこにゐたんだ心配し、なんだよ急に抱きつくな夏!


/黒瀬珂瀾 @karan_mirai未来」2020年9月号

<推薦者コメント>

なんて自由でなんて面白いんだ。どこまでも挑戦的で、いつまでも若者のような黒瀬珂瀾の凄まじさ。

【参考】10位までの得票数の内訳

全体・読者・歌人ごとの得票数を表にまとめました。

* 得票率が多い順に上から並び替えています

推したい短歌、もう少し続きます。

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もう一度、振り返ろう。

ノミネートされた全107首をチェック👀