嶋稟太郎  Rintaro Shima

プロフィール


1988年 宮城県石巻市生まれ。

2014年「未来短歌会」入会 。桜井登世子氏、大辻隆弘氏に師事。

2017年 未来年間賞(2016年度)受賞。

2020年 第3回笹井宏之賞個人賞染野太朗賞受賞(「羽と風鈴」50首)。

2021年 第64回短歌研究新人賞次席(「大きな窓のある部屋に」30首)。

2022年 歌集『羽と風鈴』(書肆侃侃刊行。


Twitter  @smrntr


2023年の短歌自選4首


三月に咲き終わりたり三月に咲き終わりたる街を歩めり

パチパチの会


地平から雨雲が来るたぶんだけど東京よりも川崎は先に

「未来」3月号


大宮のつぎは仙台 そのみちの数百キロを眠りつつ行く

「未来」 5月号


いちめんの雪のひかりに目は覚めてここから先が東北と思う

「未来」 5月号

2024年の活動



継続しているもの

2023年までの活動

書籍


第一歌集

羽と風鈴

2022年1月18日, 書肆侃侃房出版社ページ

160ページ ・四六版


それぞれの羽を揺らして風鈴はひとつの風に音を合わせる


2014年〜2021年の作品から選んだ短歌251首とひとつのエッセイを収録しています。


【収録歌より自選6首】

地上までまだ少しある踊り場に桜の花が散らばっていた

乗り過ごして何駅目だろう菱形のひかりの中につま先を置く

開かれて窓の格子に吊り下がるビニール傘が通路に光る

白球がいま打ち上がる公園のヒマラヤスギの背丈を越えて

屋久島の森に置かれたマイクから配信される雨音を聞く

自動車の赤いランプの連なりが橋の終わりでほどけ始める

『羽と風鈴』メディアでの紹介

同人誌

isshu vol.1 (完売)

2022年11月20日, Speee短歌部

勤めている会社の短歌部から同人誌を出しました。

kindle版はこちら